ニューヨークといえばミュージカルの本場ブロードウェイ!ミュージカル観劇が趣味のNY在住ライターが、英語が分からなくても楽しめる作品から現在(2017年7月)人気の作品までおすすめのブロードウェイ作品を前半と後半に分けてご紹介します。
ブロードウェイとは
ブロードウェイはニューヨーク・マンハッタンに走る大きな通りのことです。ブロードウェイ通りのある繁華街、タイムズスクエア付近には劇場が沢山集まっていることから「ミュージカル」の代名詞として「ブロードウェイ」が使われるようになりました。世界中の役者やミュージシャン、ダンサーなどがこのブロードウェイの舞台を目指して集まってきています。そんな狭き門を突破したアーティストだけがこのブロードウェイの舞台に立っているのでクオリティは間違いありません。
ブロードウェイとオフ・ブロードウェイ
ブロードウェイには種類が2種類。ブロードウェイは主に人気の作品や観客動員数が多く見込まれた作品のことを言います。そのため劇場も大きいところがほとんどです。オフ・ブロードウェイは劇場の規模が小さい作品やブロードウェイから少し離れたところにある作品のことを言います。ですがオフと付いているからといってクオリティが低かったり人気がなかったりする訳ではありません。オフ・ブロードウェイの方がアーティストとの距離が近くオーディエンス参加型も多いのであえてこちらを好む人も多いのだとか。オフ・ブロードウェイがブロードウェイに進出したりブロードウェイからオフ・ブロードウェイに移動したりすることもあります。
それではこの二つを踏まえた上で作品をご紹介していきたいと思います。
英語が苦手な人向け
ブルーマン・グループ (Blue Man Group)

「ブルーマン・グループ」はダウンタウンの方にあります。
全身青いペイントで包まれた謎の3人がドラムなどを使って言葉を発さずコミカルにパフォーマンスを展開していきます。とてつもなくシュールで面白いです。前から5列まではペイントが飛んでくることがあるのでポンチョが用意されています。観客の中から何人か舞台に上げられたり、最後はみんなでノリノリに踊ったりと参加型なのが◎
スリープ・ノーモア (Sleep No More)
シェイクスピアの「マクベス」をモチーフにした新しい体験型オフ・ブロードウェイです。劇場は実際廃墟になったホテル。何が面白いのかというと、まずオーディエンスはマスクをつけさせられ、その後一人一人にされます。そして自分で暗い部屋を回りながら物語を探るために役者を追いかけるというスタイル! 役者もしゃべりませんし、オーディエンスも喋ってはいけません。最後にはバラバラだったオーディエンスが集まるように計算されています。おすすめは「マクベス」の話を軽く予習しておくことと3回に分かれている予約時間の一番早い時間に入ることです。その方が多くのシーンを見ることができます。
アラジン (Aladdin)

「アラジン」の看板
比較的新しいディズニーのブロードウェイ作品です。映画を見たことある人も多いのではないでしょうか。見たことなくても1曲は聞いたことがあるはずです。セットから衣装まで全て豪華でストーリーのテンポも良く子供から大人まで楽しめます。個人的に今まで見たディズニーのブロードウェイ作品の中で一番好きでした。
王道編
ライオンキング (The Lion King)

劇場に入ると見えるライオン
日本でも劇団四季でロングランを記録している作品ですね。ブロードウェイでもロングランしていて未だに人気は衰えません。作品を知っていれば「アラジン」同様英語がわからなくても理解できると思います。
オペラ座の怪人 (Phantom of the Opera)
ロングランのトップを走る名作です。最近面白くてもストーリーが少し馬鹿らしい作品も多い中この作品は演出とストーリーがしっかりしていて見応えがあります。シャンデリアが落ちるシーンは必見!
ウィキッド (Wicked)

舞台セットが素晴らしい!
日本でも大人気の作品ですね。童謡「オズの魔法使い」よりも前のお話で、正反対の2人の魔女の友情を描いています。2人の歌の迫力が素晴らしいです。演出や衣装も凝っているのでディーテールにも注目してみてください。
長くなりましたので後半に続きます。後半はまだデビューして間もない新しいミュージカル作品とどのカテゴリーにも属さない他のおすすめ作品をご紹介したいと思います。参考にしてもらえると嬉しいです。
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