アラスカのフェアバンクスは、オーロラが見える場所として世界的に有名です!
オーロラが発生する詳細はいまだ解明されていませんが、太陽風のプラズマが地球の磁力線に沿って高速降下し大気の酸素や窒素を励起して発光すると考えられています。
発生する場所も限られており、北緯60~70度付近に発生することが多く、この領域はオーロラベルトと呼ばれています。
フェアバンクスはまさにこのベルトの中に入っており、オーロラを見る為に世界中から人々が訪れています。
今回は、オーロラに出会える場所としてフェアバンクスの魅力などをご紹介していきます。
オーロラを見る時期はいつがいいの?
オーロラを見る為には次の条件があると言われています。
①天気が良い
②光が少ないこと(暗いこと)
③遮る物が無く見通しが良いこと
この条件に合うオーロラのシーズンは、夜の時間が長くなる8月の終わりから5月まで。その中でも特に11月~3月がおすすめのシーズンです。
この時期は夜の時間も長く雪も降り、気温は最低マイナス50度を超すこともありますので、完全な防寒着が必要です。
何処に滞在するのがいいの?
街のホテルに滞在
基本的にはオーロラ自体が明るい場合は、フェアバンクスの街中でも十分見ることができます。
フェアバンクスのホテルに滞在し、街でオーロラが見られない時は夜を待って郊外のオーロラが発生する場所に出かけて行き見る方法です。
この場合レンタカーがあればベストですが、無ければフェアバンクス市内からのオーロラツアーを利用することもできます。
郊外ロッジに滞在
もう一つはフェアバンクスの郊外のオーロラの見えるロッジに滞在する方法です。
ここに滞在すると、オーロラが出るまでは暖かい部屋の中で待つことでき、オーロラが出てから外に見に行きます。
この場合はアクセス手段としてレンタカーがあった方が、昼間、フェアバンクス市内に観光や買い物などに行ったりできるので何かと便利です。
オーロラ鑑賞に用意する物!
まずは防寒具です。
冬のフェアバンクスは寒く、ー20度を下回り、最低はー50度になることもあります。
その対策として、ダウンジャケット、帽子、手袋、耳あて、ブーツなどが必要です。
マイナス10度以下になると空気に晒されるている顔の部分が痛くなるので、目出し帽など完全武装をしましょう。
フェアバンクスの大型スーパーやモールでは、日本では売っていないような強力な防寒具が高くない価格で売っているので、事前に日本で全て準備し無くても現地調達ができます。
オーロラツアーでも、しっかりした防寒具を無料で貸してくれるところが多いです。
その他には、ホッカイロも必ず持参してください。
これは自分の体を温めるのと、カメラを温めバッテリーの消耗を防ぐ為です。
オーロラを撮影するには?
オーロラの撮影に絶対必要な物は二つです。
①三脚
オーロラは夜に長時間撮影しますので、手ブレを避けるために必須です。

②マニュアルフォーカスでシャッタースピードが調整できるカメラ
星空やオーロラは肉眼で見ることができますが、カメラにとっては非常に弱い暗い光です。カメラのシャッターを長時間、20秒~30秒ほど開けることによって、初めてその弱い光を捉え撮影することができるのです。
何秒開ける必要があるかは、その時のオーロラの光の強さによってシャッター時間を調整します。
デジタル一眼レフまたはミラーレス一眼ならほとんどのものが、マニュアルフォーカスとシャッタースピードの調整ができます。
オーロラは最初は夜空に白い雲のように現れ、それが次第に色がついて美しい色彩の幻想的なオーロラへと変わっていきます。
是非シャッターチャンスを逃さず、綺麗なオーロラの映像を撮ってください!
フェアバンクスでのオーロラ以外の見どころ
アラスカ州立大学博物館(University of Alaska Museum of the North)

アラスカ州立大学に併設する博物館で、展示室正面にはアラスカに生息する熊の剥製が置かれ訪問者に挨拶しているようです。その他にもアラスカならではの多くの動物、鳥類などの剥製が展示され、どれも大きくて迫力があり見応えがあります。
エスキモーの衣類や防寒具などの展示も興味深く、昔からの人間の知恵に感心します。
また、日本軍によるアリューシャン列島侵略についての展示スペースもあり、あまり知れていない日本とアラスカの歴史的な関係も改めて勉強させられます。
2階では音楽と映像のアラスカ紹介のプログラムが上映されており、売店ではアラスカ独自のユニークなおみやげも見つかります。
Running Reindeer Ranch (トナカイ野生牧場)
フェアバンクスの郊外にあるトナカイが飼われている牧場で、アラスカの大自然の環境の中で間近にトナカイを見ることができます。
トナカイの習性や、アラスカの厳しい環境の中でどのように生活するのか、また子供のトナカイに触れ合う事もできますよ。
Fountainhead Antique Auto Museum(クラシックカー博物館)
巨大な倉庫にビンテージカーがズラーっと展示されており、その数ではアメリカでも5本の指に入るとのこと!
正直、フェアバンクスでこんなに沢山のクラシックカーに出会えるなんて想定していませんでした
日本語オーディオガイドもあり、車の歴史やメカ、内装などの説明も丁寧で興味深かったです。またその時代の人々が着ていた服や装飾品も展示されいて、古き良き時代にタイムスリップした気分になります。
アラスカ鉄道に乗ってみよう!
折角アラスカまで来たのだから、アラスカ鉄道に乗ってみましょう!
フェアバンクスから州都アンカレッジまで約600kmの距離を走破します。
朝8時に出発し、夜8時にアンカレッジに着く12時間の展望車もある列車の旅です。
ひたすらアラスカの大自然の中を走り、途中には北米最高峰である「マッキンリー」が
見える絶好のポイントがあります。
野生動物や鳥類の宝庫として知られている「デナリ国立公園」の風景が続き、川沿い渓谷沿
いの美しい車窓を眺めながらの旅となり、目に入るのは自然だけとなります。
大自然の中を走る列車の旅は、心に残る貴重な思い出となるでしょう。
展望車 食堂車
フェアバンクスのおすすめお食事処!
The Crepery
開店前から行列が出来る地元でも人気のクレープ屋さんです。
クレープは具もたっぷりでボリューム満点!
中でもスモークサーモンのクレープがおすすめです!
他にもスイート系のクレープも生クリームがたっぷりで人気です。
Jazz Bistro


文字通りJazzのライブが聴ける気軽に入れるレストランです
ビーフ、ポーク、魚介類など揃っていて、ピリッと辛い味付けが特徴です。
中でも近くの川で獲れるサーモンが新鮮で美味しいと人気となっています
デザートにはフランやストロベリーアイスクリームがおすすめです。
Lavelle’s Bistro
街の中心部にある典型的なアメリカ料理のレストランです。
スープ、メインがおいしいと評判で、肉料理から魚介類までメニューも豊富です。
野菜の付け出しもボリュームたっぷりで、デザートもプリン、アイスクリームなどバライティーに富んでいます。
【まとめ】
アラスカのフェアバンクスは、オーロラが見える場所として世界中で知られていますね。
大自然に囲まれた街では、オーロラの他にも自然に親しむアトラクションや見所がいっぱいです。
是非ここを訪れてオーロラを見るという貴重な体験をして、さらに大自然の懐に抱かれて癒されて下さい!