みなさんもマレーシアという国のことはご存知だとは思いますが、本記事を見ていただいている方の中で実際にマレーシア旅行に行ったことのある人はいますでしょうか。
大きさは日本とそう大差ないマレーシア、人口は3,000万人弱(2013年調べ)、海もジャングルも発展した都市もあるとても旅行に行くには楽しめる国です。
日本との時差も1時間しかなく、日本の正午がマレーシアでは午前11時になります。マレーシアの首都「クアラルンプール」へは日本から7~8時間、全てのものが安いとは言えませんが比較すると物価は日本の1/3と観光しやすい国となっています。
既に旅行で行ったことのある人はマレーシアのことをなんとなく知っているとは思いますが、初めて行こうと思っている人はどこに行こうと悩んでいる人もいると思います。
アジア、東南アジアの旅行は少し前から人気も高いので、本記事を見たことをきっかけにマレーシア旅行のプランを考えてみてはいかがでしょうか。
今回はそんな人の役に立つ内容としてオススメ観光スポットを5つ書いていくので是非最後まで読み進んでいってください。
クアラルンプールの超高層ビル『ペトロナス ツイン タワー(Petronas Twin Towers)』
2本の斜塔のようなビルとその間を繋ぐ橋、マレーシアはクアラルンプールのシンボルとなっている『ペトロナスツインタワー』は、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
20世紀以降、超高層ビルとしては最も高い88階建て、452メートルの高さを誇ります。1998年に建設が完成しその時点では一番高かったのですが、現在は2003年に台湾で建てられた「台北101」が509メートルで一番となっています。
2本のビルとしてあるツインタワーとしては世界で一番高いビルとなっているペトロナスツインタワーは、国内外関係なく観光客などで賑わっています。
名称:ペトロナスツインタワー(Petronas Twin Towers)
住所:Kuala Lumpur City Centre, 50088 クアラ・ルンプル マレーシア
時間:9:00~21:00
公式サイト:ペトロナスツインタワー
86階の展望フロアからの景色は圧巻!
ペトロナスツインタワーの41、42階には2つのビルを繋ぐ橋「スカイブリッジ」があり、そこからも景色を眺めることができますが、さらに凄いのが86階の展望フロアのスペースからの景色です。
この展望フロアは有料になるのですが、その高さ、景色は圧巻です。みなさんにも是非行って欲しいのですが、定員制になるので中に入れないことも……。中には6時間以上も待って入れなかったという人もいるので事前に予約することをオススメします。
前はなかったのですが、現在はインターネットで予約もできるということなのでみなさんもチェックしてみてください。予約を取った場合10分前集合の時間厳守です!せっかく予約を取ったのに遅れては元も子もないので注意しましょう。
ペトロナスツインタワーの予約の取り方
・決済方法「クレジットカード」
入場する本人のクレジットカードが必要になります。当日入場の際に本人確認があるので注意しましょう。
・払い戻し、キャンセルについて
不可
・予約開始時間
インターネットでの予約の場合は24時間前から受付開始
・チケット予約サイト
PETRONAS Twin Towers
地元の食文化を取り入れた中華料理に舌鼓『チャイナタウン(Chinatown)』
世界中にあるチャイナタウンではありますが、マレーシアはクアラルンプールにあるチャイナタウンは特に活気に溢れています。特にマレーシアのチャイナタウンは地元の食材を取り入れたメニューになっているのでクオリティも高くとても美味しいと評判が良いのです。
マレーシアでは有名な「ニョニャ料理」が食べれるお店、本格的な中華料理が食べれるお店、現代っぽい雰囲気のカフェのようなお店もあり、たくさん選べるようになっているので食事の場合はチャイナタウンを訪れることをオススメします。
そもそもニョニャ料理ってなに?
起源をさかのぼるととても長い歴史があるので、話自体も長くなってしまうので割愛させていただきますが、簡単に言うと中華料理にマレーシア独自のスパイスを取り入れた料理のことを言います。
見た目は中華料理、味はスパイシーでエスニック料理を感じさせるのですが、どこか懐かしい温かい味がする、というのがニョニャ料理の大きな特徴と言えます。
現代の日本人は香辛料がアクセントとなっている料理を好む人(特に女性で多いのではないでしょうか……)が多いので、このニョニャ料理にハマってしまう人もいるようですよ。
クアラルンプールのチャイナタウンでニョニャ料理が食べれる?
現地の田舎街などに行かなくてもクアラルンプールのチャイナタウンでニョニャ料理を食べることができます。オススメのお店をたくさん紹介したいところですが、今回は私お気に入りのお店を1つ紹介したいと思います。
オールドチャイナカフェ(Old China Cafe)
お店の名前になっている通り、どことなく古い雰囲気を感じさせるお店『オールドチャイナカフェ』。まさに家庭料理を食べに来ている感じになるとても落ち着くお店です。
どのメニューも美味しいのですが、特に私が気に入っているのは「ココナッツライス」です。
お肉はスパイシーだし、ココナッツライス自体の香りも良いし、お野菜たちも新鮮で美味しい……。女性は量をそんなに食べれない人がほとんどだと思うので、このくらいのサイズ感もとても嬉しいです。
日本でもこういったプレートに乗ったアジア料理のお店はありますが、味などはさすが現地の料理といった感じでスパイシーさは全く違います。ただ辛いだけじゃないというか……美味しさの説明は難しいですがとにかく美味しいので是非行ってみてください!
名称:オールドチャイナカフェ(Old China Cafe)
住所:11 Jalan Balai Polis, Kuala Lumpur 50000, Malaysia
時間:11:00~23:00
公式サイト:OLD CHINA Cafe
初めてのマレーシアならコレ!マレーシアの人気定番観光&アクティビティ
ヒンドゥー教の洞窟『バツー洞窟(Batu Caves)』
マレーシアの観光スポットでは有名な『バツー洞窟』。ヒンドゥー教の聖地と言われていて、19世紀後半にヒンドゥー教寺院として開かれたのがきっかけとされています。
洞窟はほとんどが石灰岩でできているのですが、この石灰岩は4億年以上も前のものだと言われていて、この神秘的な洞窟を見に各国から観光客が集まっているのです。
バツー洞窟でお祭りが開催される?
このバツー洞窟ではヒンドゥー教最大のお祭りと言われる「タイプーサム」が行われる場所でもあります。その時期は毎年1月の後半から2月の頭にかけて行われます。
このお祭りではヒンドゥー教の信徒が健康を祈願し、頬に串のようなものを突き刺したりと少し過激なお祭りになっています。
ちょうどタイミングが重なる人もいるかもしれませんが、そうゆう映像や画像が苦手な人は控えたほうがいいかもしれないので事前にチェックしておいてくださいね。
洞窟へ行くためには272段の階段を登る!?
マレーシアはクアラルンプールから北へ約13キロ程、ゴンバック地区にあるバツー洞窟入り口へ到着しまず目に入るのが金色に輝く「ムルガン像」。高さは42.7メートルもあります。
このムルガン像は、ヒンドゥー教の神「シヴァ」と、ヒマラヤ山の女神「パールヴァティー」の子供と言われていて、ヒンドゥー教の聖地とされるバツー洞窟の入り口に置かれています。
そのムルガン像の脇から伸びる階段、この階段は272段もあり、この階段を登らないと洞窟に辿り着くことはできません。
洞窟の中にはヒンドゥー教の神話に出てくる神々の銅像が置かれていたりと、とても神秘的な洞窟を目にすることができるので、この過酷な階段を気にせず観光客は登っていくのです。
私自身もこの階段を登って洞窟へと入ったのですが、革靴やデッキシューズなどだと少しつらいと思うので、もし行く際はスニーカーやトレッキングシューズでも良いと思います。
階段自体も結構急なので、登る前際は格好などに注意して事前に準備をしておくようにしてください。
名称:バツー洞窟(Batu Caves)
住所:Gombak, 68100 Batu Caves, スランゴル マレーシア
時間:8:00~19:00
定休日:無し
入場料:無料
電話:+60 1-300-88-5050
公式サイト:Batu-Caves
世界遺産の古都『マラッカ(Melaka)』
マレーシアの首都、クアラルンプールからはバスで2時間程で行くことができる『マラッカ』。1400年に誕生したマラッカ王国、その繁栄もしましたが400年以上はオランダやポルトガルなどの支配の元となりました。
そのヨーロッパの国の支配から独特の文化ができ、その街並みはヨーロッパとマレーシアが融合したかのような、特有の雰囲気を体感することができます。
マラッカ(Melaka)は世界文化遺産?
先程もお話しましたが、マラッカという地域はマレーシアの中でもとても変わったところとなっていて、簡単なところで言うと見る場所によって街並みがそれぞれ違うんです。
マラッカ王国時代、ポルトガル支配時代、オランダ支配時代と様々な時代を、500年以上もかけて繁栄を繰り返し行われてきました。
東南アジアの地域の中でも同じような地域はなく、色々な時代を潜り抜けてきたからこそできた文化や、ユニークな建築物からなる街並みがとても高く評価され、2008年7月にマレーシア初の「ユネスコ世界文化遺産」に登録されたのです。
とにかく街並みが綺麗!
ポルトガル支配時代に建てられたマラッカのシンボルとなっているサンチャゴ砦、フランシスコ・ザビエルの銅像やその教会も見ることができます。
そしてオランダ支配時代の広場や、キリスト教会もあり、教会は木造建築となっていてプロテスタントの代表的な外観を見ることができます。
マラッカ川を挟んで西側には、中国人とマレーシア人の混血「プラナカン」の子孫が繁栄させた文化が残っていて、さっきはヨーロッパの街並みだったのに西側は中国やマレーシア、アジアの雰囲気を感じることができます。
マラッカに来て、目だけで楽しめる光景がたくさん広がっているのでぶらぶら散歩するだけでもとても良いと思います。私個人的には一番オススメの観光スポットです。
ジョンカーストリートで買い物ができる!
マレーシアの古都マラッカの名物ストリートと言われている「ジョンカーストリート」では現地にしかないお土産、骨董品なども売っていたり、もちろん食事もできるエリアとなっています。
前は昔ながらのお店が連なっていたのですが、現在はカフェや洋服屋、ブティックやお土産屋などが多くなっています。観光客からしたら何でも手に入る、そして個性的な買い物スポットなのでとってもオススメですよ。
私個人的なオススメはB級グルメと言われている食べ物の屋台がたくさん出るところ。食べ歩きもできるし、屋台の数がとても多いので種類も豊富できっとみなさんも満足できると思いますよ!
名称:マラッカ(Melaka)
地図:マラッカ(Melaka)
ダイビング天国『シパダン』
ダイビングスポットトップ5に入ると言われている『シパダン島』。上の写真でもわかるように綺麗な海に入ることができ、尚且つ大自然を堪能することができるのです。
世界中のダイバーたちが口を揃えて、シパダン島でダイビングは絶対にしておいた方がいいと言うほど、ここでしか味わえない美しさがありました。
シパダン島へは誰でも何人でも入れるわけではない!
シパダン島は自然保護のため一日に入島できる人数に限りがあり、120人と決められています。さらに、シパダン島内にホテルなどの施設はありません。
これもまた自然保護の理由からなのですが、一番最寄りの島のマーブル島のホテルを取っておくと一番楽だと思います。
先程も行ったようにダイビングスポットトップ5にも入ると言われているシパダン島なので、簡単に入島権利と獲得できるわけではありません。
予約自体は半年後の入島権利も取れないことがあるらしいので、ダイビングをしたい人はあらかじめ予約を取っておく必要があるので注意しましょう。
ダイビングのベストシーズンはどのくらいの時期?
一番のベストシーズンと言われているのは3~5月、7~11月と言われていますが、ダイビング自体はいつでもできますし、海の透明度などの変化もありません。
ベストと言われているシーズン以外だとスコールが起きる可能性もありますが、多いというわけではないので安心して良いのではないでしょうか。
海の透明感は素晴らしく写真のように綺麗な熱帯魚、ギンガメアジの大群にも遭遇できる可能性があるので、今見ているダイバーのみなさんは是非行くことをオススメしますよ。
名称:シパダン島(Sipadan island)
地図:マレーシア Pulau Sipidan
何でも堪能できる素敵な国『マレーシア』
何でもと言ってしまうと具体性が無くなりまとまりがない感じになってしまいますが、本当にその通りでマレーシアという国はまったり観光、アクティブにダイビング、じっくり食べ歩き、全てにおいてクオリティが高いのです。
しかも東南アジアとは思えないマラッカのような変わった地域もあり、短い泊数で行ってしまうと周りきれないほどの観光名所があるのです。
今回は5箇所に絞ってご紹介してきましたが、気になるスポットは見つかりましたか?どこも楽しみ方は違えどオススメスポットには変わりないので、みなさんも是非マレーシアという国を肌で感じて堪能してみてください。
絶対気に入ると思いますよ。最後まで見ていただき、ありがとうございました!