1. 海外に日本人はどの位いるのでしょう?
現代では海外に進出してビジネスを行う、また外国の永住ビザなどを取得してその国に暮らすなどということが特に躊躇なく行なわれている時代になっています。
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といい方達にオーストラリアに住む日本人の主な職業をご紹介いたします。
果たして現在海外に住む日本人はどの位の数いるのでしょうか?
2015年のデータによりますと海外在留邦人の数は131万人だそうです。
2. オーストラリアには日本人がどの位いますか?
その内訳は
1位がアメリカで、42万人
2位が中国で、13万人
3位がオーストラリアの、8.1万人となっています。
オーストラリアは世界で三番目に日本人が多い国だったのですね。
しかしオーストラリアへの移住の傾向は近年減少の傾向にあり、マレーシアやフィリピンなどの東南アジアの国々への移住が増えている傾向にあるということです。
その理由として以前は日本経済の勢いが強く円の力も強かったのですが、近年ではオーストラリア経済が発展し伸びて来ていますので豪州ドルが強くなり、日本円の強みが無くなりオーストラリアでの生活のしやすさ住み易さが減少していることにあります。
2.1 オーストラリアの都市別では?
それではオーストラリアの都市別の日本人の数はどのようになっているのでしょうか?
2013年のデータになりますが以下のようになっています。
やはりシドニーがダントツに多く以下は下記の順番になっています。
シドニー 27,200人
メルボルン 14,300人
ゴールドコースト 9,300人
ブリスベン 9,000人
パース 7,600人
ケアンズ 3,200人
2.2 都市別の日本人数の割合
それではこれらの各都市の人口とそこに住んでいる日本人の割合で比較するとどうなるのでしょうか?
結果は以下の様なランクになります。
1位:ケアンズ
2位:ゴールドコースト
3位:シドニー
4位:ブリスベン
5位:パース
6位:メルボルン
やはりシドニーなどの大都市では日本人自体の数は多いですが人口比で見てみるとその割合は低く、全シドニー人口の中では日本人は目立たないという状況でしょうか。
反対にケアンズ、ゴールドコーストなどは日本人の絶対数は少ないですが、人口に比べ日本人がやや目立つというところでしょう。
3. 日本人は何の職業に就いているのでしょう?
これまで見てきたようにオーストラリアには世界で3番目に日本人が多く住んでいるということですが、それでは日本人はどの様な職業に就いているのでしょうか?
もちろんオーストラリアに進出している日本企業の支社や支店に勤務している人の数が断然多いですが、その他に個人でオ-ストラリアに来ている人たちがどのような仕事についているのか見ていきます。
3.1 お土産屋さん
日本食関連のレストランのスタッフ
3.2.1 日本食レストラン
日本食レストランと呼ばれる、天ぷらや、焼き肉、焼き魚、惣菜など日本食一般を出すレストランはオーストラリアにも結構多く日本食は「ヘルシー!」ということで、オーストラリア人にも人気となっています。
ここで働くと「まかない」が付き日本食が恋しくなった時にありがたいと日本人に人気となっている職種です。 但し時給単価はあまり高くないとのことです。
3.2.2 寿司店
お寿司はオーストラリアに限らず今や世界のどこの国にも「Sushi」の看板を目にするほど人気となっていますね。その人気の秘密が「Healthy! 健康に良い!」という訳です。
オーストラリアのどの都市にも多くの寿司店があり「スシトレイン」の名称で回転寿司チェーン店を展開している店もあります。
他にも一般の寿司屋やスーパーやショッピングモール内の一般の店舗でも「Sushi」店として巻物を中心に販売しておりオーストラリア人の人気となっています。
この寿司店での仕事は主に注文やレジなどの接客と、奥での厨房スタッフの2つに分けられます。
接客スタッフは英語でお客とコミュニケーションを取る機会はありますが、キッチンスタッフはほとんど日本語で済んでいるとのことです。
3.2.3 ラーメン店
オーストラリアでもラーメンは人気となっておりどの都市にも必ずラーメン店があります。
ラーメン店で働くと「まかない」として店のラーメンが食べられ食費を節約できることや日本を思い出しながらラーメンをすすることができるという点が人気となっています。
但し場所によっては、時給単価が安いという事です。
3.3 美容院
日本で美容師として働いていた人がオーストラリアでもそのスキルを生かして多くの人が働いています。
日本人がオーナーの美容院で全員が日本人スタッフという所や、英語のスキルを生かしてネイティブと会話しながら地元の美容院でオーストラリア人など外国人スタッフに混じって働いている人もいます。手先の器用な日本人は案外予約の声が多いかも知れないですね。
3.4 日本語の教師
オーストラリアは多人種国家ということもあり学校での外国語教育が盛んで、中でも日本語は学生に人気の外国語となっています。
オーストラリア国内の新聞を読んでも、アジアの国の中で特に日本の取り上げられ方は大きく、電化製品、車などの日本製品から、日本式庭園、アニメ、日本食など日常生活の色々なところで日本に触れることが多く、日本を更に知ろうということで日本語の授業が人気となっています。
その結果日本人で日本語の教師の職に就いている人も多いという訳です。
3.5 地元のショップ
数は多くないですがオーストラリアのローカルショップなどで働いている人もいます。
この仕事は全てが英語でのコミュニケーションなので、英語力のスキルアップを狙っている人が多く時給も結構高いようです。
日本人には人気も高くこの職に就くまでは店を個々に訪ねて履歴書を渡して面接にこぎつけるなど、努力とチャンスも必要のようです。
3.6 農場や、果樹園の収穫の仕事
ワーキングホリデーは原則一年間しかオーストラリアに滞在することが出来ませんが、オーストラリア政府が指定する地域で3ヶ月間同じ場所か実働88日間季節労働をすることで、更にもう一年オーストラリアでの滞在を延長できるセカンドワーキングホリデーという制度があります。
その為多くの日本人がこのセカンドビザを取得する為オーストラリア各地で頑張って働いています。
職種は様々で、農業、林業、漁業、鉱業などがあり一番働いている人が多いのが農業関連の仕事です。
各地の農園や果樹園で野菜や果物の収穫時期に合わせて働き、農場の飼っている動物の世話をするなどの仕事に就いている人が大半です。
[まとめ]
いかがでしたか?
オーストラリアには世界で3番目に日本人が多く住んでいるという事ですが、そこで働く人の職業も様々ですね。
また英語のスキルアップを目指して現地のネイティブに混ざって暮らし働いている人も多いようです。
いずれにしても海外での生活を、エンジョイすると共に頑張ってほしいですね!