オーストラリアに移住を考える人が増えてきていますが最初に住む家をどうしようか?
という課題がありますね。
海外での生活ということになりますので、移住先が思っていたとおりのご自身に相応しい場所かどうか確認するために、現地の賃貸物件を借りて実際に住んでみて様子を見るというアプローチがあります。
オーストラリアには日系の不動産業者も沢山ありますので、まずはご自身の予算や目的などをもとに相談し適切な物件を紹介してもらいましょう。
不動産を購入する前にまず賃貸物件を借りてみる!
1.1 滞在期間の予想をたてる
同じ賃貸の物件であっても短期滞在者か長期在住者かによって、賃貸料も変ってきますので最初に滞在期間の予想を立てましょう。
1.2 立地条件を考慮する
ご自身のしたいことやライフスタイルを考慮することが、立地条件を決めるポイントになります。また買い物や病院などの生活環境の確認も大きな考慮点となります。
ライフスタイルとして体を動かすエキササイズを中心としたテニスやゴルフなどのスポーツを主とした生活か、住まいからの眺めをポイントに置いて「遠くに山々が見える所」とか「オーシャン・ビューを楽しみたい」などの点を考慮して立地条件を検討しましょう。
1.3 滞在期間による選択
1.3.1 短期の場合
① シェアハウス (シェアアコモデーション)の利用
② ホームステイ(下宿)をする。
③ 学生寮のような寮形式の滞在場所を探す
④ 短期であればゲストハウスやバックパッカーのような格安の宿泊設備を利用
⑤ ホリデー・アパートメントやコンドミニアムなど
1.3.2 中・長期の場合
借りたい地域の不動産屋さんを訪問し、条件を提示し物件を紹介してもらいましょう。
インターネットの情報サイトをチェックする。
地元新聞に掲載されている、Flat to Let欄などの情報をチェックし指定時間に下見に行く。
日系の不動産手配会社に依頼する
1.4 賃貸契約の流れ
では物件を実際に賃貸する場合の賃貸契約の手順について説明します。
不動産会社から賃貸料、間取り、家具付きの有無、エリアなどが明記されている物件用紙(Rental List)を入手します。
不動産会社のスタッフと一緒に物件を見学します。
③ その物件の賃貸料、室内の状況、電気、水道などの設備、周辺の環境などを確認します。
④. 物件が気に入ったら、ボンド(敷金)として家賃4週間分と、家賃2週間分を前払いして契約します。
⑤. 入居と同時に、
*エントリー・コンディション・レポート:入居時点の部屋の状況や汚れ、破損状況などを細かく記載する用紙
*インベントリー・レポート: 家具付きの場合に家具に関するキズやイタミの状況や、寝具やキッチン・ウエアの個数などを記載する用紙
上記用紙に記入し入居後3日以内に、不動産会社に提出する必要があります。
*後々のトラブルを避ける為これらのレポートは破損部分などを充分確認して記載しましょう。
できれば写真などに保存して不動産会社にも確認してもらいましょう。
2. 事前に知っておきたい賃貸のポイント
物件が見つかり賃貸契約・入居をスムースに行うために、オーストラリアの賃貸の方式について明確に把握しておきましょう。
契約期間は基本的には最短6カ月以上です。後は交渉次第となります。
入居時のコンディション・レポート、インベントリー・レポートは状況を充分確認し念入りに記入しましょう。
入居者が破損した場合以外は、室内は物件の持ち主が修理する義務があります。
礼金制度はなくボンド(敷金)も破損などがなければ返金されます。
ボンドは署名をした本人にのみ返金されますので、許可なく勝手に入居人の変更はできません。
家賃の支払いは契約により毎週や隔週、毎月などの選択が可能です。
* 日本人のいる不動産会社や仲介会社などがある場合は、ここを利用すると諸手続きなども代行してくれますし英語の心配もいりませんのでおすすめです
[まとめ]
いかがでしたか?
オーストラリアに住んで不動産を購入する前に、その場所で物件を賃貸で借りて実際に住んでみて生活環境を確かめてみるアプローチは有効だと思います。
決して安くない不動産の購入を失敗しないように、また後悔しない為にも賃貸を検討してみてください。