神秘の国インドの『ホーリー祭り』!ヒンドゥー教文化のお祭りは世界一クレイジー!?

あなたはインドのホーリー祭りを知っていますか。祭りというと豊作や健康を祈るため町中の人が集まり歌ったり、踊ったり、花火を上げたりとても楽しいですよね。

世界にはいろんな祭りがあります。ホーリー祭りは「世界の有名なお祭りランキング」や「世界のクレイジーなお祭りランキング」などで必ず紹介される祭りです。世界一ハチャメチャでクレイジーな祭りです。

ホーリー祭りは、通称「色の祭典」と呼ばれ、色のついた水や粉を町中の人がかけ合い、全身カラフルなインクまみれになって豊作を祈る春のお祭りです。

とても面白そうな祭りなので、お祭り好きのわたしが行かないわけにはいけないと思い、インドのホーリー祭りに実際に参加してきました!

インドへ行ったのはいいのですが、ホーリー祭りは写真で見て想像していたよりも遥かにエキサイティングで危険な祭りでした。

こんなにはしゃいだのは何十年ぶりだろうというくらい盛り上がりました。日本では絶対体験できないインドのホーリー祭りをぜひみなさんにも参加してみてほしいです。

そこで、ホーリー祭りに参加した体験談と実際行ってみて気付いた、祭りで注意した方がいいことをご紹介します。

ホーリー祭りの誕生秘話とは

ホーリー祭りは、ヒンドゥー教の人々が春分の月に春の訪れを祝う豊作祝いのいろかけ祭りです。

祭りの起源は諸説ありますが、恐らくいろんな祭りが合わさり発展し、今のかたちの祭りになったと思われます。では、ホーリー祭りの誕生秘話を一部紹介していきたいと思います。

ビシャーチャを追い払う悪魔払い説

ホーリー祭りはヒンドゥー教の悪魔払いが起源だという説があります。カシミール地方に伝わるお話しで、ビシャーチャと呼ばれる鬼が、家に来たのを追い払うために汚物や泥を投げて追い払ったことが起源とされています。

インド神話アスラ族の神ホリカ説

インド神話が起源とされている説もあります。インド神話に登場するアスラ族の神ホリカのお話。アスラ族にホリカという女性の神様がいました。

そしてホリカの家族に甥のプラフラーダがいました。プラフラーダはアスラ族の神とは別のヴィシュヌの神を信仰していたそうです。

それを知ったプラフラーダの父親はホリカに息子の暗殺を依頼しました。兄にプラフラーダを殺すように言われたホリカは、燃え上がる炎の中にプラフラーダと一緒に入っていきました。

普段なら火を操る神のホリカは炎の中でも平気ですが、甥のプラフラーダを不憫に思い、自分の身に着けていた炎から身を守れるショールをプラフラーダにかけて助け、自分は死んでいったという神話が残っています。

自分を犠牲にしたホリカを偲んでその年収穫された作物を燃やし、その灰をかけ合ったのがホーリー祭りの起源とされています。

ヴァシュヌ神クリシュナとラーダ

先ほどのエピソードとはまた違う説がインド神話にもう一つあります。ヴィシュヌの神の8番目の姿クリシュナが、ラーダ(クリシュナの恋人)の肌の白さをとても羨ましがったそうです。

そこでクリシュナが母親にどうして自分はこんなに色が黒いのかと相談したところ「そんなにラーダの肌の白さに嫉妬するならラーダの顔に色をつければいいじゃない」とからかって言った事が始まりという説です。

ちょっとこの説は私的には嘘っぽいと思ったのですが、インドではこの話が起源という説もあります。

ホーリー祭りの開催日、場所などの基本情報とは?

ホーリー祭りの開催は、春分の月の満月の日とされています。2018年は、3月2日〜3日。2019年は3月21日〜22日の予定です。

インド旅行で向かう人は、数日前から現地入りすることをおすすめします。当日は町中がめちゃくちゃでホテルまで無事にたどり着かない可能性があります。

また、外国人は危険なのでホテルによっては、ホーリー祭り当日は外国人の外出を禁止にしてしまうホテルもあるので、ホーリー祭りに参加できるかは事前に確認しておいた方がいいです。

ホーリー祭りはヒンドゥー教の国々で行われています。タイやスリランカなどでも行われますがやはりインドが一番祭りの規模が大きいです。インドの各地でホーリー祭りは行われています。

その中でも祭りの誕生秘話にゆかりのある町はとても盛り上がります。マトゥーラ・ブリンダバン・バルサナ・ナンガオンは有名です。現地の人の情報でさらにその中でもブリンダバンが一番盛り上がっていると教えてもらいました。

私もどうせ行くならブリンダンバンに行きたいと思い行ってみました。しかし、ブリンダンバンは素人の私が行くような場所ではありませんでした。

本当に戦場状態。想像以上に激しい状態でした。結局私たちのグループはすぐに町の外れに避難しました。ブリンダンバンは軽い気持ちで参加する場所ではありませんでした。

外国人は少なく、人が集まって白熱している場所ではインド人の女性や子供も少なかったと思います。ここは上級者スポットです。

ホーリー祭りではどんなことをするの?

ホーリー祭りは、正式なヒンドゥー教のお祭りですが祭礼で行事を行ったりは特にしません。各々地域で、色のついた水や、粉をかけ合いながらただただ大はしゃぎをする祭りです。

祭りには必ず汚れてもいい服装で参加してください。白いTシャツだとどれくらい染まったかよくわかります。そして、投げるインクもできれば前日までに用意した方がいいです。

売店によっては当日は売り切れてる店もありました。武器の準備は前日までにしましょう。色をつける相手は誰でも構いません。初めて会った人でもオッケーです。

ボーっとしていると観光客は特に狙われているので気をつけてください。子供も大人も関係なくいろんなものを投げつけてきます。私もインドに行くまではインクなんかだけだと思っていましたが、実際は泥や牛の糞も一緒に投げてきます。

よく町を見渡すと大人の帽子を盗みからかう子供や服を引っ張り合ってびりびりになっている人もいました。気が付くとあっという間に町中が赤や黄色に染まっています。

本来の色の部分はどこにも見当たらなくなります。人や家だけでなく、牛も寺院も世界遺産でさえカラフルに染まってしまっています。

もともとホーリー祭りで使われていた染料は、「赤」「黄」「緑」の3色を使っており、赤は、血や肉、黄は糞尿、緑は作物を表していました。着色料も天然成分で色水を作っていました。

最近は化学的に作られた着色料やスプレーを使用する人たちも増えているため、色は年々カラフルになっています。そして一度色が付いたら数日は取れないです。

私もシャワーで何度も洗いましたが綺麗に落ちず、帰りまだ一部染まった状態のまま帰国しました。

地元の空気感を味わいながらストレス解消!

インドには、いまだにカースト制が残っています。普段人々は階級によって区別されていますが、ホーリー祭りの日は階級も関係なく無礼講で盛り上がります

1年溜まったストレスを一気に吐き出すように誰かれ構わず色水の入った袋を投げつけています。また、普段インドでは宗教の慣わしからお酒をほとんど口にしませんが、この日は別です。

たくさんお酒を飲み、泥酔したおじさんも町のいたるところに現れます。普段のストレスやなかなか言えない感情をホーリー祭りで爆発させるため現地の人の熱気は本当にすごく、みんなが大きな声で叫び、暴れ、大騒ぎします。

人が集まる広場などは満員電車に乗ってるようなギュウギュウ詰めの状態で上からは大量の色粉が振ってきました。何も知らない人が見たらどう見ても、喧嘩や暴動にしか見えないと思います。

最初は私も圧倒されてパニックになっていましたが、せっかくここまで来たのだからと決心し、インド人達と一緒になって叫び、走りまわりました。なかなか大人になってこんな全力ではしゃぐ場所がないので本当の面白かったです。

ホーリー祭りは女一人では大変?注意事項とは?

ホーリー祭りでは、1つルールがあります。インクをかけ合った、その相手と最後に「ハッピーホーリー」っと言ってハグして別れるというルールです。

ですが、始まってしまうと奇襲される方が多くてあまりハグして挨拶するという雰囲気ではなかったです。私は、インド人を含む6人グループで祭りに参加したので基本的には友達同士でインクをかけあって楽しみました。

祭りに参加して分かった日本人がホーリー祭りに参加する時の注意事項はこちらです。祭りに参加する時は参考にしてみてください。

前日も安心できません

ホーリー祭りはインドの一大イベントです。町中が何週間も前から色水を準備するため前日にはもう水をかけ始める人達が現れます。

街を歩いていると上から急に水をかけられたり、水鉄砲で撃たれることもあるのでホーリー祭り前後は祭り当日じゃなくても汚れてもいい格好で外出し、カメラなどはバッグにちゃんとしまっていたほうがいいです。

女性は過度なボディータッチに注意

女性は祭りの際被害者になることが多いので注意して楽しんでください。たとえば、「ハッピーホーリー」と言いながらハグする際、執拗に体を触られたという外国人観光客の被害がよく聞かれます。

人目の付かない所や逆に込み合っているところも危険です。そういう場所へは自ら行かず避けるようにしましょう。本当に次から次へとインド人のおじさんが近寄ってくるので気をつけてください。

現地の女性は祭りの日は外出を控える人がいるくらいなので必ず女性は1人で参加せずにグループで行動してください。

どんなに盛り上がっていても遅くまで出歩かない

普段お酒をあまり飲まないインドの人もこの日はすごい量のお酒を飲みます。夕方ごろには町中に酔っ払いがたくさん現れるので注意してください。

ホテルの人に聞いたのですが、喧嘩、強姦、窃盗と、毎年事件が起こるそうです。外国人観光客は特に午後にはホテルに戻ってトラブルに巻き込まれないようにしたほうが賢明です。

ホーリー祭りはインド人が一番楽しみにしている日

ホーリー祭りにかけるインド人の情熱は本当にすごかったです。1年間待ちに待った日でインドの人はドロドロになりながらもとても楽しそうです。

大人も年を忘れて子供のように大はしゃぎしています。私たちが普段知っている温厚で物静かなインドの人々の雰囲気から一変し、まるで別人のようにはしゃぎます。祭りの間はインドの国が色とりどりに染まりまるで別の国に来ているようです。

この祭りの雰囲気は、現地に来た人しか味わうことができません。綺麗に撮影された写真や動画ではなかなかこの迫力は伝わらないです。

ぜひ一度インドに足をのばし、インドの人々の情熱やクレイジーさを肌で感じてみてください。祭り好きな日本人はきっと楽しいはずです。

世界中にはホーリー祭りを真似したイベントがたくさん開催されています。インクをかけ合いながら走るマラソンイベントなど最近は日本でも似たイベントがあります。

しかし、本場インドの祭りは迫力が比べものになりません。ぜひ、あなたもホーリー祭りで全身をカラフルに染めてみてください。日常のストレスが一気に吹っ飛ぶことまちがいなしです!

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