まるで未来の都市の様で、ハイクラスな観光地として有名なドバイですが、「ドバイと言えば凄い!」「ドバイと言えば世界一!」「ドバイ、ヤバい」なんていうフレーズもよく聞きますよね。
そう、その通りでドバイは凄いんです。お金持ちの人々のペットがトラやライオンだったり、警察車両がランボルギーニやフェラーリだったり、白バイが空を飛んだり、とにかくとにかく凄いんです!
そんなドバイのカウントダウンも笑っちゃうくらいな凄さ!という話を聞いて、是非とも年明けを笑いながら楽しく過ごそうと思い、年末年始のドバイに行ってみました!
ドバイってどんなとこ?
ドバイはアラブ首長国連邦の中の第2の中心都市で、アラビア半島のペルシア湾沿岸にあります。最先端施設や超高層ビル郡が、砂漠地帯に周囲を囲まれているというユニークな国際都市です。
石油に頼る経済からの脱却を図るべく、金融、流通、観光に力を注いだ結果、世界屈指の観光都市となりました。
世界一が大好き!
そんなリゾート融合型メトロポリス、奇妙奇天烈な形の建造物がたくさんあります。なんでもドバイの方々は「あ、アレ造ろう」と思ったら、どんな無理な構造でも憂慮することなく完成予想図を作ったり、地図に載っけてしまったり、CGで動画に合成したり、揚句建設に手をつけちゃったりと行動力が凄いそうです。
そんな迅速、かつパワフルな行動力で数々の世界一をもぎ取ってきたのです!
世界一の国際空港
世界一の広さを誇るドバイ国際空港。それまで世界一だった北京国際空港のオリンピックターミナルを抜いて、4907㎢の広さ、82の動く歩道、92のエスカレーター、8機のスカイトレイン、157のエレベーターと圧倒的なスケール!
……なんとまだまだ成長中で、世界一の速さで拡大しているとか。
世界一のタワー
ブルジュ・ハリファは、地上160階、高さ828mを誇る人類史上最も高い建造物だそうです。この中はホテルやオフィス、高級マンション等が入っています。
ちなみにそれまでは台北101が509mという高さで世界一でしたが、それを楽々300mも超えて世界記録を一気に塗り替えたそうです。
世界一の噴水
ダウンタウン・ブルジュドバイの中央にある人造湖に設置されているドバイ・ファウンテンは、世界最大の噴水施設です。8万3000リットルの水を常時噴き出し、50色を超える6600以上のライトが設置され、1000以上のパターンでパフォーマンスを行うそうです。
ちなみにこのドバイ・ファウンテン、宇宙からも見える噴水という触れ込みだそうです。
世界一の人工島
観光目的に造られた「パームアイランド」は、世界で最も大きな人工島です。最終的には100以上の高級ホテルと1400戸以上の別荘、商業エリアからなる一大リゾート地になる予定。
しかもそれを3つのアイランドによって構成させようと言うんだから、「本当に出来るの?」と思ってしまう人も多いはずです。
カウントダウンも世界一?
そんな世界一がいっぱいのドバイ。カウントダウンも並みじゃありません!各国から100万人以上の観光客が押し寄せるこのイベントでは、世界一の高さを誇るタワー「ブルジュ・ハリファ」から色とりどりの花火が噴水のように噴火するのです。
「危なくないの?」そう思ってしまうくらいの迫力を、危なくないスポットから満喫して来ました!
隅田川の25倍の花火!
ドバイのカウントダウンで打ち上がる花火は50万発。隅田川の花火はおよそ2万発。それが1時間半から2時間弱かけて上がるわけです。
それに比べてドバイは隅田川の50倍の花火が、カウントダウンからのわずか6分ほどの間にバンバン上がるんです!それはもう凄まじいスケールの、光と音と熱気の競演に思わず微笑んでしまいます。
このカウントダウン花火イベントは全世界1,000局以上のチャンネルで放送され、YouTubeにも動画がいっぱい上がっているので、一度見てみたらその凄さが分かりますよ。
気温はどれくらい?
日本で大晦日にカウントダウンイベントに出かけようと思ったとき、気になるのが気温。防寒対策バッチリしても、し過ぎることは多分ないですよね。だから「ドバイも寒いんじゃないの?」と思いますよね。
ところがドバイは大晦日の時期でも最高気温が25度くらいになる日もあるそうで、日中は半袖で過ごすことも出来ます。夜はさすがに少し冷えるので、カーディガンのような羽織るものを用意した方がいいですね。
また、ドバイは観光客には寛容なのですが、現地の人々は女性の肌の露出に敏感です。カウントダウンはかなりの人混みになることから、防犯とマナーの両方の意味でも過度な露出は控えた方が良さそうです。
大判のストールなどを持って行くと重宝しますよ。
どこから見れる?
日本の花火大会でも、間近で大きく見るか、人混み離れて全体像を見るか、ホテルやレストランをリザーブしてゆったりのんびり見るか、楽しみ方は様々ですよね。
しかもこれだけ凄いイベントですから、かなり離れた場所からでも充分に楽しむことが出来ます。屋内でリッチな気分で堪能するか、気候も良い夜の街へ繰り出すか、どちらをとっても後悔することはありません。
ホテルからのんびりと
ブルジュ・ハリファ付近の野外では、かなりの人数の観光客が押し寄せます。それを気にせずゆったりとカウントダウンを楽しみたい方には、ホテルを取るのがお勧めです。特に素敵な眺望に面した2つのホテルをご紹介します。
①ザ パレス ダウンタウン ドバイ
この「ザ パレス ダウンタウン ドバイ」は、花火が上がるブルジュ・ハリファと世界一の噴水があるドバイファウンテンを挟んだ向かい側にある、ちょとアラビアンな雰囲気のホテルです。
それだけにロケーションは最高!高さはあまりないのですが、とにかく場所がいいのでそれは気になりません。ここには展望台があるのですが、大晦日は貸し切りになってしまうため利用は出来ないのでご注意を。
なんでもアラブの富豪陣が貸し切るのだとか……。ですが部屋の中だけでなく、ホテルの敷地内やプールサイドから花火が非常によく見えます。
しかも人が少ない。最高の立地にあるこのホテルに、大晦日には予約なしの人々が何食わぬ顔で入って来るのですが、かなり厳重にチェックしているからだそう。
レストランからの眺めも絶景で、席を予約してディナーと花火を楽しむのもいいですね!だけど一つ注意点があって、部屋から見ようと思ったら必ずファウンテンビューのお部屋、つまり人工池側のお部屋を取って下さいね。
②シャングリラ ドバイ
「ザ パレス ダウンタウンドバイ」は立地が最高なだけにちょっとお値段が張るのですが、価格を抑えながらもホテルから観覧したい方のためにはこちら、「シャングリラ ドバイ」がお勧めです。
こちらも部屋から見る場合は必ず、パレスダウンタウンと同様「ブルジュ・ハリファ側」のお部屋を予約して下さいね。またこれもパレスダウンタウンと同じなのですが、ホテルのクラブルームに滞在すると、クラブルーム専用のジムやプールからカウントダウン花火が綺麗に見れます。
すぐ側ではないのでそこまでの臨場感はないのですが、全体像が見れるので中々素晴らしいです。プールサイドでカウントダウンパーティーもやっているそうですが、これには参加費用がかかります。こちらも盛り上がって楽しそうです。
野外で熱気を楽しもう!
ホテルやレストランをリザーブするでなく、屋外で花火を観覧するのもいいですね。メイン会場で臨場感を味わうのも良し、ちょっと歩いて穴場で見るのも良し、こちらもこちらで色々な楽しみ方が出来ます。
たとえ少し離れていても、屋外だったらその熱気も充分堪能できます。
①メイン会場で楽しむ
こちらは本当にオーソドックスな楽しみ方です。世界各国からやって来る観光客の人々の殆どが、この会場へ向かいます。かなりの混雑を覚悟しなければなりませんが、熱気も臨場感も一番味わえること間違いなし。
国境を超えて、言葉を超えて、お友達が出来ちゃったりもするんです。ブルジュハリファの付近にはファミリー専用エリアが多いので、ちょっと心配な人でも大丈夫。男性1人では入れないそうですが……。
会場へは巨大なショッピングモール、ドバイモールを抜けて向かいます。案内板に従って歩くと駐車場に出るので、その駐車場過ぎると会場入り口になります。
オープンは15時なので、場所取りはその時間から始まっていると覚悟した方が良さそう。中には設置されているフェンスを乗り越えて、長期戦に挑むツワモノも居るとか?
日本での年越しと違って寒さを気にしなくていいのだから、ピクニック気分で待つのもありですよね!
②穴場スポットで楽しむ
いくらメイン会場とはいえ人も多いし交通規制も凄い、何時に帰れるか分かんなくて嫌、という方は、穴場スポットを探すのがお勧め。
タクシーに乗って良さげな場所をめぐっても、テクテク歩いても、ブルジュ・ハリファが見えるところを探せたら問題ありません。ちょっとやそっと離れても、カウントダウン花火を楽しめる場所はいっぱいあります。
ちなみにタクシーも初乗り90円〜と安いので、安心して散策できますよ。特にお勧めなのは、会場ど真ん中になるドバイモール駅から離れ、お隣のビジネス・ベイ駅付近で探すこと。隣駅と言っても徒歩15分くらいの距離にあります。
しかも穴場スポットと言えども、すぐ側には商業施設があり、レストランやカフェでお茶やお食事を楽しみながら、のんびりカウントダウンを待てるのです。
探せば本当に人が少ないエリアもあり、なんだか得した気分になります。熱狂からは少し遠去かるけど、野外でゆっくりカウントダウンを楽しみたい方にはいいですよ。
一生に一度は見たい!
いかがでしたか?世界一が似合う、ギネスの記録を次々と塗り替え邁進するエネルギッシュな都市ドバイ。そんなドバイの凄さとカウントダウンの凄まじさを、少しでも感じて頂くことが出来たでしょうか?
もっともっと、あんなドバイやこんなドバイをご紹介したいのですが、語り尽くせないのが残念でなりません。大晦日以外でも、この街の桁違いなスケールを感じることが出来ますが、可能ならば隅田川25倍の花火を見て世界一のカウントダウンを楽しんで欲しいです。世界規模の一大イベントに是非是非行かれてみて下さい!